課外2日目

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身体がずきんと痛む。 気付かれないように息を詰めて、吐き出す。 椅子の背によりかかってほっとした。 「なんで緊張してんの?」 ハルが面白そうに聞く。 視界に3人揃ってる。 うわ。すごいなこれ。 朝日を浴びるイケメン3人。 なんかすっげえ眩しくね? 身体が反射的に後ずさる。 仲間としてカウントされたくないんですけど。 いたたまれなさすぎる。 すすっと、リュックから今日の課題のプリントを取り出して広げる。 「なな?」 ハルが聞いてくる。 「人見知りしてんじゃね?」 笑いを堪えた感じの内藤の声がする。 時任が呆れたように言う。 「巻き戻るなよ、神無月。せっかくちょっと懐いたのに。」 「秀吉の毒気にあてられてるんじゃね?」 「いやいや、毒気は彰良だろ?おれは色気だから。」 「お前らがそうやって調子に乗って苛めるから、引きこもるんだろ?」 ハルがふうってため息をついて、しょうがないって風に言う。 すっげ注目浴びてるんですけど。 ちくちく視線が刺さってる気がするけど、怖くて周りを見れない。 「お構いなく。」 オレは前髪を握り締めて、頑なにプリントに視線を落とした。
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