雨の中の恐怖

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大輔達は古い大きな橋を超え館の前に着いた。 健次「でっけぇ~!!」 澪「スッゴ~い!!!」 恵理子「見た目だけだとマンションの五階ぐらいはあるわね」 真「さぁこっからどうする?」 健次「どうするったってオレらビショ濡れだぞ?入れてもらおうぜ?」 確かにみんな全身ずぶ濡れでこのままでは風邪をひいてしまう。 恵理子「それ以前にあの橋……なんか怖くない?この館もそうだけどあの橋相当古いわよ?向こうに置いてきた車も心配だし…………」 澪「今はしょうがないよ恵理ちゃん。それに人もいないんだしカギもかけたんだから大丈夫だよ!」 恵理子「うん……そうだね……」 健次「とりあえず入ろうぜ?寒くなってきたよ。」 さすがの健次も寒さには勝てなかった。 大輔「スイマセーン!どなたかいらっしゃいませんか!!」 大輔は大きな声で扉に向かって言った。 「ピンポーン」 チャイムを鳴らしても返事は返ってこなかった。 健次「マジかよ…………………!!!」 「ガチャ」 扉はひとりでに開いた。 真「………………入っていいってことかな?」 澪「え~っ!マズくない?」 健次「でもこのままじゃみんな風邪ひいちまうぞ?」 その時大輔は恵理子を見て驚いた。 大輔「恵理子!?大丈夫か!?」恵理子の体が震えていた。 恵理子「みっ………みんな………この館には……入らない方がいい………」 澪「どうしたの恵理ちゃん!」 健次「そういやぁ恵理子には霊感があるんだっけか?」 大輔「そういえば…………」 恵理子「元々ヤバい気はしたんだけど…………扉が開いた瞬間凄くヤバい気を感じたの……………」 健次「おいおい、恵理子がそんなこと言うんじゃ本格的にヤバいじゃねぇかよ…………」
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