無人の館

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館の中はヒンヤリしていた。明かりはろうそくの灯だけであった。 澪「暗いねぇ」 真「中はやっぱ広いな」 現在いる場所がロビー、中央奥に2階への階段があり左右に一つずつ部屋があった。 大輔「すいませーん!どなたかいらっしゃいませんかーー!!!」 反応はない 健次「こんな時間だ、まだ寝てるわけもねぇし…………まさか街の方みたいに誰もいないのか?」 時計の針は6時を指していた。 澪「まさかぁ!」 恵理子「でもこれだけ声出して気づかないのも変よね?」 大輔「とっとりあえずみんな離れないでいよう!」 真「その方がいいね。何が起こるか分からないし」 「ゴロッゴローー!!」 外では雷が鳴っている。 健次「なぁ、少しだけ探検しないか?」 澪「アンタねぇ、この場の状況理解してる?」 健次「だけどずっとロビーにいるわけにもいかないだろ?」 澪「そりゃーそうだけどさぁ」 真「…………じゃー左右の部屋に入ってみる?」 大輔「こんな所だ、何があるかわかんないよ?………でもここにずっといるわけにもいかないか……………」 健次「分かれて両方の部屋を見るのは?」 澪「なんでそんなことする必要があるのよ?」 健次「いや……その方が楽しめるかな~と思ってさ!」 澪「アンタ、遊びじゃないんだからね!」 真「でも見るぐらいならいいんじゃない?分かれて見てこようよ!」 澪「真君まで……………でも恵理ちゃんが言うように私だって変な気を感じるのよ?」 恵理子「澪ちゃんも少なからず霊感あるもんね。でも立ち止まっててもしょうがないし………行こうか?」 そこで5人はグーパーで分かれることになった。 グー→大輔、健次、恵理子 パー→澪、真 となった。
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