無人の館

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澪「なんで…………なんで私達が乗ってきた車がなくなってるの!?」 真「辺りは全く人の気配なんてないのに…………とにかく大輔達がいる部屋へいこう!」 澪「うん!」 真と澪は大輔達がいる左の部屋へ急いだ。 その頃……… 健次「やっぱなんもねえなぁ~ガラクタばっか」 大輔「そうだねぇ」 恵理子「………澪ちゃんと真君はどうしてるのかしら?」 とその時、 「バタン!!!」 と力強くドアを開けた澪達がいた。 澪「みんな!大変よ~!!!」 健次「どうしたんだよ!なんかいたのか!?」 澪「違うの~!外~!!!」 恵理子「澪ちゃん!とにかく落ち着いて!?」 大輔「真!何があったんだ!?」 真「それが………あっちの部屋の窓から見えたんだけど……車が消えてたんだ…………」 健次「なっ何ぃー!?」 恵理子「そんな………」 大輔「ウソだろ……………みんな!一度車を置いた場所まで見に行こう!」 5人は急いでロビーに走ってきた…………が、 健次「ぐっ………ふんぬっっ………」 澪「何してんのよ!早く扉を開けてよ!」 健次「ちっ違うんだ……押しても引いても開かねぇんだ………」 恵理子「嘘でしょ………」 みんな一斉に押したが扉はビクともしなかった。 大輔「冗談じゃないよ……」 恵里子「ねぇっ!どこから見えたの!?」 真「こっちだよ!」 みんなは急いで右の部屋へと入った。 健次「ホントになくなってやがる…………」 大輔「一体どうやって……………!みっみんな!!!」 4人は大輔の指さした方を見た。 それは暗くて見にくいが通ってきたあの橋が少しずつ空に向かって片方が上がっていた。 澪「まさか……これでもうここからは出られないってこと?」 健次「閉じ込められたのか?」 確かにこの館は崖の上にそびえ立ち周りは海に囲まれあの橋が通れなくなれば帰る事は不可能になる。
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