第2話 『しばらく不良っ娘たーいむ』

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「首いってぇ」 つまらない午前の授業が終え生徒会室、昨日と同じメンツで昼飯を食う 「久しぶりに喧嘩して返り討ちにされた?」 中井が興味なさげに呟く 「喧嘩じゃねぇ。それ相応の対価だ」 部長の桃源郷なんてどう足掻いても見るなんて無理だから 「ふーん、剣道部の部長のパンツって拝むのにそんなに価値があるんだ」 「知ってんのかよ!」 ホントに淡白なヤツだな!お前は! 「何色だったの?」 と中井の声真似をする武野がパンツ(多分)に反応した 「武野……次、俺の声真似してみな?生コンクリ一杯のポリバケツに生き埋めにしてあげるから」 中井は面白半分で自分の真似をされると割とガチ目にキレるような男だ 「あ、いや、その…すみませんでした」 武野は一度、それをやらかし中井にトラウマめいた物を植え付けられた 「え?何か言った?全然聞こえないよ?また躾が必要?」 わお、中井の久しぶりのキラースマイル 「いやぁ、そのぉ………」 保健室行って湿布はろ 変な雰囲気を漂わせている生徒会室から出て保健室に向かった 「失礼しまーす」 保健室に入ったは良いが湿布の在処が分からない 「井口センセーいるかー?」 ベッドを囲うカーテンを適当に開けたり閉めたりして少し遊んだ
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