24人が本棚に入れています
本棚に追加
‡ ‡
急の豪雨の土砂降りで一時的に光乃宅のマンションにお邪魔した
「「くしゅっ」」
「えぁっくっしゅ!!」
可愛らしいくしゃみと下品なくしゃみが同時に発せられる。後者は勿論、俺だ
「クソ、急に豪雨になるとか聞いてねぇよ」
「アチキだって聞いてねーッス」
「俺も」
光乃からタオルを借りて濡れた髪を拭く
「オイ金髪」
「なんスか、ドチビ」
「テメェ、ここがアタシんちじゃなかったら病院送りにしてたからな…………」
暫くして光乃が深呼吸をした
「すぅ…はぁ……先、風呂入レ金髪」
うわぁ、めっちゃカタコトじゃねーか
「は、今なんて言ったんスか?」
「だから風呂沸いてるから先入れ」
「何でコイツはこんな真っ赤なんスか?」
金髪は理解し難いような顔をした
「未姫ちゃん…敵に塩……を、送る事に馴れてないからな」
所々、光乃が殴りかかったり蹴り掛かったりして来たが全て避けた
「俺の時はショートしたロボットみたいになってたぞ」
「オマエェェ!!!!」
何やら叫んでいるが光乃は頭を押さえれば体格差で余裕に勝てる
「ん?どうしたの?未姫ちゃん」
「調子悪いんスか?未姫ちゃんさん」
「オ、オ、オマ、オマエラァァ!!」
光乃は俺の手を振り払って何か構えた
「よーし、金髪。未姫ちゃんの腕掴んで可愛がってやれ」
「りょーかいッス」
最初のコメントを投稿しよう!