第2話 『しばらく不良っ娘たーいむ』

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天崎を縛って数十分後 「落ち着いたか?」 「そりゃ、もう」 「なら、今日はもう帰れ」 さっきから光乃が俺の後ろでビクついて適わんのだよ 「ハイ、お邪魔したッス」 名残惜しそうに天崎は出て行った 「行ったぞ」 「ふぅ……」 それじゃ、俺も帰るか ――ドサッ 立ち上がると何かが倒れた音がした 「ドサッ?」 周囲を見てみると何も変化が無い。が、光乃が見えなくなった 「光乃?」 「柳ぃ……」 「うおっ!?」 下から光乃のドスの利いた声が聞こえた 「はぁ…はぁはぁ…うぅ、くるしっ」 おや、光乃のようすが 「お、おう……おう?」 ついにお淑やかな幼女に進化するのか? 「はぁ、はぁ…柳、たすけっ…はぁはぁ」 「頑張れ!!進化と言うヤツはある程度苦しいモノだ!!」 「何の……話、しだ…よ」 進化キャンセルしたのかぐったりした様子だ………まぁ、熱だって事は分かってましたけどね 「………取り敢えず寝かして冷えピタ買ってくるか」 そんで愛莉呼ぼ ――― ――ピン・ポーン 卵粥を作っているとインターホンが鳴った 「ハイハーイ」 ドアを開けると予備の冷えピタを買ってきた愛莉が立っていた 「未姫に何かしてたら万死じゃ済ませないわよ」 「滅相も無い」 邪念があった一時間前の自分を殴りたい
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