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冷えピタを受け取り愛莉を光乃が寝ている部屋に案内した
「粥作るから後はよろしく」
愛莉を呼んだ理由は至極簡単な事だ
「………流石に幼女体型でもJKだからな」
裸を見たら滅多撃ちじゃ済まなさそう
「6時か。ちょうど夕飯時か」
「功太ー、未姫が起きたからお粥頂戴」
「あいよ、装ってやるから待ってろ」
おぉ!食器棚に木のお椀とスプーンがある
「一度でいいからこれらでコーンスープ飲んでみてぇよな」
「子供じゃ無いんだから」
人間なんてどんだけ年を取ろうが誰かの子供って言うのは変わらんだろ。なんて言ったら絶対呆れられる
「永遠の12才なんだよ、俺は」
何となく出した数字だがよくよく思えば俺にとっては縁起が悪い数字だった。そんで俺の問題なのに俺より深刻そうな顔をする愛莉
「………はぁ」
そんな愛莉を見ていたら呆れてきた
「なんで功太が溜め息をするのよ」
「お前こそなに俺より深刻に捉えんだよ。ホラよ」
卵粥を渡してパスタの封を破り、2人前分取り出す
「記憶が無いのは俺の責任だ。愛莉が気にする事じゃねえからな」
軽く沈んだまま、俺らは光乃宅で朝を迎えた
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