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「明日は待ちに待った大会だ。各自体調を整えて置くように。という訳で今日は早いが解散だ!礼!!」
「「「ありがとうございました!」」」
おぉ、すげー統一感
「あぁ、柳はどうせ何もしてないから独りで掃除してから帰るように」
あうち、目から蜂
「それぐらいはやりなさいよ」
愛莉様は無情にもやれと命令してきた
クソッ、愛莉さえ部長に弁明してくれたら掃除せずに帰れた希望はあったのに!
―――
「んじゃ、始めますか」
時刻は7時半。俺以外の部員は遠の昔に帰っている。今まで陸部と学食を賭けた外周(ぶっちぎりで勝った)から帰ってきた俺はモップを片手に持つ
「愛莉が早まらないようにとっととヤって帰りますか」
ボッチには馴れている俺は黙々と床をモップで拭く
しばらくし、柱らへんから、ターン、ターンと竹刀を打つ音が聞こえた………ついでに必死に柱を叩いている朱色ポニーテール少女が見える
「まぁ、なんつーか」
部活熱心と言うか何というか
「部長ー、終わったんで先、失礼しまー」
「そうか、ご苦労だった」
「…………部長、もうそろそろ見回りの先生来るけど」
「もう、そんな時間か。………ふっ、ふっ、ふっ」
部長は再び素振りを再開した
って、まだつづけるんかい!!?
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