第3話 『お前のギターのせいでバンドが死んでいる』

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「部長?つかぬ事をお聞きしますがいつまで素振りをするんでしょうか?」 「ん?もうそろそろ止めるが。そうだな、最後に手合わせしてもらいたいのだが」 いいか?と聞かれたら 「良いですよ」 としか言えない ――― 「疲れた」 部長との手合わせは1戦や5戦では終わらず、最終的には20近く手合わせをしていた 「たかが20戦ぐらいどうってことないだろう。そんなの今時、小学生でもやっているぞ」 どこの道場だ。それ 「ふむ、柳。夜は暇か」 「暇っすね」 なら付いてきてくれと言われついて行ったら道場に着いた。道場からはパシーンや勇ましい掛け声が響いていた まぁ、あれだな。こんな夜道だとなんか出そうだな 『良かったのかい?ホイホイついて行って』 「はぁ、なんか出るって分かってたけどさ。今度は身体もか」 目の前には黒色のローブを着用している金髪の少女が現れた。天使である事を主張しているような純白の翼が生えていて、黄色のわっか頭上に浮いている 『ヤッホー!げんきぃーっ?』 「柳、コッチだ」 「あ、ハイ」 道場の裏口を通り、道場の隣の家の戸の前で止まり振り返った
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