さぁ、物語の始まりだ

4/4
167人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
おっと! この俺の腐男子設定を聞いて「腐男子受けKtkr!」と思ったそこの君!甘いよ。 大きなアイスの上にチョコレートと生クリームと蜂蜜が乗ったデザートくらい甘いね。胃もたれする程度には甘い。 腐男子受けが流行ってきてる今の時代、この俺がなんの対策もしてないとでも思ったか! そんなにホイホイ男に身を捧げるほど安い体じゃないわよ! 俺は誇り高き腐男子だ。 萌えの為ならなんだってする。 近くで萌えを拝めることができるならばそれはもう昇天ものだ。 しかし、変に巻き込まれて腐男子受け認定されるのは避けたい。 そんな俺にちょうどいいキャラがあるんだ。 そう、下半身ユル男。 ユル男なら間違っても受け認定なんてされることがないので、安心して近くで萌えを拝めることができるのだ!我ながら天才! そんなこんなで入学する際に俺は愛着のある黒髪をオレンジに染め、思い付く限り制服を着崩し、みんなに愛を撒き散らしまくった。 そうさ、すべては快適な腐男子ライフを送るため。 顔なんてなぁ、髪や服の雰囲気でどうとでもなるんだよ!不細工なりに身だしなみを頑張ったの! 身長だけはまぁまぁあるようで助かった。こればっかりは小さかったら格好つかないからね。 と言っても平均なんだけどね畜生! ちなみにチワワちゃん達に愛を振りまいた結果彼らからは「千広くんやっほー」とお手軽に声をかけられるようになりました☆ ふつう黄色い声があがるとこじゃね? これが地味顔の性か…… .
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!