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すると、彼に人好きそうな千広スマイルが伝わったようで、彼もニコニコと爽やかに笑ってくれた。
「うん、よろしくな。俺は桐島玲っていいます!しかしまぁ顔の割に思い切った格好してるねー」
爽やか笑顔の玲くんは、悪びれもなくそう言った。
……顔が不細工だって言いたいんだよな?知ってるよ自覚済みだよ!!!
玲くんが素直すぎてつらいよ!!! 素直はいいことだけども!!!
とりあえず「どうもー」とか意味のわからん返事をして部屋に上げていただいた。
「そういえば玲くんはもう荷物片付けたのぉ?部屋の中がだいぶスッキリしてる」
「うん。もともと荷物少ないしすぐ片付いたさ」
なるほどなるほど。
確かになんとなく玲くんは部屋とかスッキリしてるイメージだな。爽やかだし。俺とは大違いだよ母さん。
「俺のは多分そろそろ届くはずだから、バタバタうるさかったらごめんよぉー」
「はいよー。あ、俺片付け手伝うよ?」
「なにそれ玲くんめっちゃいい人やん」
おっとつい口調が地になってしまった。
彼とは良いお友達になれそうだ。
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