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「ーーーということがあって、頭に血が上ってた。ごめんね、千広」
話を終えると、というか話してる途中から、千広の瞳はキラッキラに輝いていた。
………やっぱり話さなければよかったかもしれない。
「下村先輩の略奪愛キタコレ!! 俺の知らないところで玲くんと下村先輩ができていたなんて!!! もはや俺が邪魔者ですねわかります! 強引スポーツマン × 爽やかイケメンってなにそれ新ジャンルhshs!」
「千広ちゃんと話聞いてた!? 俺は先輩を心底迷惑に思ってるしイライラしてるんだけど!?」
一瞬でもこの腐男子とやらを抱きしめたいと思っていた十数分前の自分に正気かと問いたいと思った、そんな夜だった。
*玲視点end
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