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「食堂へ行こう!!」
玲くんとカレーを食べながら和解した(というか俺が一方的にhshsした)次の日、朝一番でそう玲くんに提案した。
「なんでまた」
「んもぅ玲くんったら! そんなんじゃいつまで経っても超高校級の腐男子にはなれないぞ☆」
「…………で?」
うわぁちょっと冗談言っただけなのに玲くんの笑顔が怖いよ!
「ダーリンったら朝が弱いのね低血圧さんっ☆」
「いいから早く話を進めようかハニー」
朝の彼に千広ジョークは通じないようだ。爽やかであるはずの玲くんスマイルはどことなく黒い。
もしかしてだけどやっぱり腹黒なんじゃないのーwww
それもまたウマいwww
「だって玲くん! 王道といったら食堂、食堂といったらイベントでしょう!」
「千広まだあのまり……守山に構うつもりなの……」
「あたぼーよ!! 俺がなんのためにこの学園にいると思ってる!? 萌えを見るためだよ! 俺がなんのために玲くんと恋人やってると思ってる!? 萌えを見るためだよ!!」
俺がそう熱弁すると、玲くんがはぁ、と諦めたような溜め息をついた。
「そこまで言い切るといっそ清々しいよ。まぁ俺に被害がなければなんでもいいや、頑張りたまえ」
「やった! ダーリン物分かり良くて千広助かっちゃう!」
「はいはい。ほら早く出ないと学校遅刻するから」
そんなわけで今日はみんな大好き食堂イベを拝見できるよ!! 俺もう既に1日が楽しいよ!
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