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姑から奪った優越感と、欲求が解放されていく悦びとで、私は介護の疲れを一時だけ、忘れられた。
気持ちよさに時間構わず溺れたのは数知れない。
今日は丁寧に拭いても、反応がなかった。そうなると私は詰まらないので、次の手段に出る。
「はい。丁寧に拭いてあげましたよ~次はおやつが食べたいのかな?」
「ああ……甘いものが食べたい。久美子、いつものを用意してくれ」
今は当たり前のようにしているが、最初は本能に身を任せ、邪魔な布を降ろし、義三の好きなシュークリームを花園に塗り手繰った。
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