第1話

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前を向いて黙ったままの市村… 新月は再び声をかける 「あの、市村さ…「分かんねぇ…」…え?」 「だから、分かんねぇんだよっ」 バッ!と振り向き突如叫ぶ市村 「………はい?」 「井上組長!何処に居るか、知らねぇんだよ!?」 市村は井上の居場所も知らずに屯所を歩き回っていたのだ そっぽ向き、僅かに赤らめる顔…新月はそんな市村が少し『可愛い』と思った 「そ、そうですね…副長に訪ねにいきましょうか…」 二人は副長の部屋へと向かう その間、市村はずっと不機嫌だった… --------・・・
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