第2話

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「新月、つったか!? お前、なんっかいいわ~」 「うんうん、なんつーの?仔犬みてぇな?」 「ちっちゃくてカワイーなぁ!!」 あっとゆー間にワラワラと囲まれた しかもワシャワシャと頭をなで回される… 背の低い新月 大きな男共に囲まれるのは最早恐怖でしかない 「ア、アノ………」 じわり、と瞳が潤んでくるのが自分でも分かる 僅かな期待を持ちつつ、市村に視線を送れば…… 「ヒッ!?」 何故だか物凄く睨まれている この場に自分の味方はいない…新月は、そう悟った
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