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ドキドキと心の臓が五月蝿い…
緊張のあまり気分が悪くなりそうだ
「次っ!!」
投げかけられる声に思わずビクリと身体が跳ね上がる
渡された木刀を手におずおずと前に出た
「よ…宜しくお願い、します…」
控えめに出てきたのは小柄な身体つきの小さな童
左の目に包帯を巻き、髪は一筋だけ違う色…
少し異質な童に周りはざわつく
そんなことはお構いなしに構えた
目の前には最強と言われる剣士
だか、ここで怯む訳にも行かず目を瞑り、大きく息を吸い込む
スゥ……
目を開けた次の瞬間―――
ダンッッ!!
勢いよく床を蹴り、向かっていく
ガッ
カカンッ
幾度となく競り合った
手が……痺れる――――
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