第3章

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半年前… 「人数たりないんだよ! お前しかいないし… 頼むよ!頼む!お願い!」 「なんだよ…俺は頭数あわせかよ!」 「頼むよ!頼む!このとおり!」 「…」 中学の同期から久々に電話かかってきたと思ったらグループデートの頭数合わせだった。 姿が見えもしない受話器を前に同期生が電話口で頭を下げているのが目に浮かぶ。 「…しょうがないな… わかったよ、行くよ…」 結局、俺は頭数合わせとしてテーマパークに行く約束をしてしまいゴールデンウィーク初日なのに渋々その場所にきていた。
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