第3章

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「…」 な…なんだ? この展開… 皆で回るんじゃないのか? 俺は癖で鼻の下を人差し指でこすった。 チラと横を見ると、隣のこの子も途方に暮れてる。 「えっと…颯大くん?」 「あ…うん」 「私、愛菜。よろしくね」 わ…かわいい… ふと見ると俺の前に差し出された手。 「!」 え!手つなぐの? 違うな…握手か… もう一度チラと見ると 握手しなかったからか膨れている。 ぷ ホッペが膨らんでる。 かわいすぎ! 「何乗ろうか?」 俺は急に楽しくなってきて小走りして愛菜ちゃんに追いつき肩を並べた。
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