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結局、その夜俺はスマホを握りしめたまま、いつの間にか寝てしまっていた。
翌日もやはり頭の中に愛菜ちゃんの顔が浮かんでは消えていき、また浮かんでくる。
「…だめだ…」
…中学生の初恋じゃあるまいし…
1日中気になるのなら、男らしく潔く散るのも
ありだろ!
俺はスマホを握りしめ一気に文章を打ち込みメール送信のボタンを押した。
―to愛菜ちゃん―
明日会える?
5分も待たずに返信がくる。
―from愛菜―
こんばんわ。
大丈夫だよ。
場所はどこにいけばいいかな?
「やった!」
返信を見て俺は部屋で1人ガッツポーズをしていた。
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