第3章

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愛菜ちゃんは何か言いたげで何か俺が言うのを待ってるようで… わ…かわいすぎて直視できない。 思わず下を向いた。 「違うの…今…見とれて…」 え…何?何?何? 見とれて?! 「え…?見とれた…?何に?」 思わず勢いよく顔をあげて食い付いてしまった。 ヤバイ落ちつけ、落ちつけ俺。 するとみるみる愛菜ちゃんの顔がゆでダコのように赤くなる。 そして下をむいてしまった。 わ!わ!わ! 真っ赤だ! 「あの…愛菜ちゃん?」 俺は冷静を装って聞いた。 「違うの! あなたの笑顔に見とれて聞こえなかったの! だからもう一度言って!」 「!」
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