ﾎﾜｲﾄｸﾘｽﾏｽ

第3章

「え…？引越し…？」

ある日、家に帰ると両親と弟が居間で俺の帰りを待っていた。

突然の話だった。

「いや…俺はこっちの大学行くし。」

しかし、金銭的な問題もあり受け入れてはもらえなかった。

愛菜に…愛菜に話をしなくては…

俺は部屋に戻るとすぐに携帯電話を手にし、画面をｽﾗｲﾄﾞする。