第4話

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「秋人君はお酒強いの?」 「俺は弱いんですよ! ハイボールなんて飲んで大丈夫かな? これアルコール強いんでしょ? 飲みやすくて、ドンドンいっちゃいますね!」 「そうなのよー飲みやすいし、美味しい!」 「お待たせしました。お刺身の盛り合わせとロールキャベツです」 先程の店員が料理を運んできた。食欲がそそられる、コンソメの匂いがぷーんと香った。 「あ、すみませーん! ハイボール4つ」 「かしこまりました」 店員はそさくさと業務へ戻る。秋人……彼の、はにかんだ笑顔。可愛い過ぎる。 「いきなり4杯ですか! 朋子さん飛ばしすぎ。俺弱いんだから……顔赤いでしょ?」 「赤いね、可愛くなっちゃった!」
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