第4話

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 秋人はなにかブツブツ呟きながらトイレに向かった。まぁいいか。その間に。 「すみませーん!」 店員が慌てて駆け寄ってくる。店内はなかなかの繁盛っぷり、サラリーマンで混み合っている。 「はい。ご注文でしょうか?」 「いや、さっきね、ハイボール4杯頼んだんだけど、彼の2杯分だけ、お酒強めに持ってきて頂戴」 「かしこまりました」 これでいい……お酒に弱い人ならば、ウイスキーはきついはず。秋人、大丈夫。私が介抱してあげるから。明日までずっと、一緒にいましょう。 「お待たせ! ごめんね~? やっぱりお酒が回ってきちゃったよ」
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