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「大丈夫?」
秋人のおでこを触ろうとした。だけど秋人の体は、反射的に後ろに仰け反った。
「大丈夫、大丈夫! 元気さんに悪いし。気にしないで!」
まだそのことが気になっていたのね? どうすれば良いものか。
「お待たせしました。ハイボールと葱たこ石焼飯です。はい、こちらが彼の2杯と彼女の2杯ですね」
あつあつの焼き飯が、石の器の中でじゅうじゅうと唸っている。早く食べて、と声をあげているようだ。
「いやねぇーあの店員さん! 彼女だって! まだ、そんなんじゃないのにねぇ!」
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