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「秋人さんですよね? 私、朋子です。初めまして」
「ええ……? 朋子さんなんですか? 初めまして……なんか想像と違って、びっくりしちゃった。ほら、ゆうこりんに似ているって言っていたし」
「そう? 似ているでしょう? びっくりさせてゴメンネ! まずはお酒を飲みにでも行きましょう?」
イケメンの顔が驚いてる。きっと可愛すぎてびっくりしたんだろう。
「あ、そうだったね、パルコの最上階に凄く美味しい和食のお店があるんだ。そこへ行こう」
「そうね! パルコの上に飲食街があったね。早く行きましょう!」
秋人の腕に絡ませ、引っ張った。ちょっと大胆だったかしら? 慌てちゃって可愛いー。
「こ、ここのエレベーターから上ると最上階にお店があるから」
エレベーターに乗り込むと、他には誰もいなかった。四面ガラス張りの二人だけの空間。ちょっとだけ緊張する。
「そうなんだぁ、凄い楽しみ! 秋人君って、もてるでしょ?」
「いやぁ、出会いないねー。もてないよ。オンラインヘビーユーザーって、もてないみたいだし」
「そう? 私だったら間違いなく選んじゃうけどなぁ」
「や、止めてくれよ。元気さんがいるでしょう?」
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