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「うーん、だいぶ高いな」
部長は額を私の額に付けた。熱を確認したかったらしい。
「飯は食べたか」
「いえ……食べたくなくて」
「じゃあ、まずは水分だ」
部長は両手にコンビニ袋を抱えていた。それをキッチンに置き、中からイオン飲料を出す。私を布団に座らせ、それを差し出した。一気に飲むと吐きやすい、少しずつ飲め、台所借りるぞ、と米を研ぎはじめた。
イオン飲料を一口含み、横になる。台所を見ると部長はネギや人参、白菜を洗っては刻む。慣れた手つきだった。
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