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私は直ぐに謝るけど総司は怒ったまま。
「ごめんって!
ん~、そうだ!!
屯所に帰ったら、お菓子作ってあげる。
それで許してくれたりは……」
いくら総司でもお菓子くらいじゃ許してくれたりはしないか……
「良いよ、許してあげるよ!
その代わり、絶対に作ってね?」
「え、良いの!?」
まさか許してもらえると思ってなかった私は驚いて聞き返してしまう。
総司はそれが面白かったのか、クスリと笑う。
「うん♪
だって本当に怒ってた訳じゃないしね。
からかおうと思って怒ったフリしてたらお菓子貰えるなんて思わなかったよ♪」
本当に夏香は面白いね、と笑う総司。
その言葉に、私は何も言えなくなった。
総司を怒らせたと思って慌ててた私って一体……。
「まぁ、俺はわかってたけどな」
「俺も~」
軽く放心状態の私に声をかけてきたのは新八と平助。
「だって総司が怒ったら黒い空気纏って笑顔で追いかけてくるもんなぁ」
……新八、ご愁傷様です♪
総司が近くに居るって忘れてるよね、あれ。
あは、総司君のオーラが黒く染まっていったよ♪
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