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取り敢えず、丞が土方さんに伝えに行ってくれたみたい。
気配が消えたもんね。
私は、少しでも情報を引き出さないと……。
「高杉はんに吉田はんに桂はん、久坂はんに入江はんやな。
これからよろしゅうお願いしますぅ」
私はぺこりとお辞儀をする。
そこに丁度お酒を持ったお鈴ちゃんが来てくれた。
「失礼します。
姐はん、お酒をお持ちしましたぁ」
「あぁ、ありがとうなぁ」
私は受け取ったお酒を持って酌をする。
「さぁさぁ、どんどん呑みなはれ?」
私がそう言えば皆飲み始めた。
「桂さん、玄瑞!!
飲み比べしようぜ!今日は負けねぇぞ!!」
「わかったよ晋作。
だけど私も負ける気はないよ」
「晋作は何時もみたいに酔いつぶれてるのが似合ってるんじゃない?」
そう言って三人は呑み始めてしまった。
入江は一人で呑みたいのか、お酌をしようとしたら断られた。
ってことは必然的に吉田からしか情報を聞けないんだけど……、
どうしようか?
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