第1話

３

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昨夜一瞬背中に走った悪寒は気のせいだったのか?
朝には体調の変化はみられなかった。
朝の走り込みをしよう。

創造で造った重力×１０の腕輪をつける。一気に体にかかる重力。
全身に魔力を流し走り始める。
とりあえず、森から村を経由して周りをチェックしながら20キロほど。
だいぶ１０Gにも慣れてきた、明日から１５Gにするか。

森に戻ってから、魔力コントロールの訓練、剣術の型の訓練。
こっちも早く終わるようになってきたから、明日からまた新しい訓練方法を追加しよう。

そろそろ時間だな。
家に戻り、魔法で風呂を沸かしさっと汗を流す。
着替えが終われば朝食の準備だ。

今日はポタージュスープとキノコオムレツにボイルウインナーとサラダにパン。
うーん？なんかたりないか？
あ、果物があったな、ミルクはダフ爺が村からもらって来るからそれでいいだろう。
次々と作っていると上条が起きてきた。

｢おはよう蒼君｣

｢ああ、おはよう。料理テーブルに並べてくれるか?｣

｢了解(｀▽´ゞ｣

眠そうな上条。
昨夜早く寝たよな？
弁当の用意も始める。
そうだな、昼はフルーツコウモリの肉を塩とハーブで焼いてレタスと一緒にパンに挟むか。
美味しそうなチーズもあるから、チーズと目玉焼きと野菜でもう一種類のサンドも完成。
紅茶とフルーツもあれば十分だろう。