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でも、
あまりにも気持ちよくて……
気持ち良すぎて自然と
目が閉じかけていると
ガンッ!
と急にドアを叩かれ我に返ると、
いつの間にかドアの向こうに
男の影が映る。
眠りにかかっていた……。
慌てて湯船のお湯で顔を洗い
眠気を覚まし、
近づいてくる男の影に警戒するように身構える。
「寝るなよ。
ここに着替え置いとくから」
着替えを持ってきてくれたのか。
まるで見透かされたような言葉に
ドキッとしながら
「ありがとう」
と小さくお礼の言葉を言う。
ガラスの向こうで
微かに男が笑うのが
聞こえたような気がした。
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