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コンビニから戻った俺は迷わずキッチンに行き慣れた手つきでコーヒーメーカーをセットする。
やっぱり朝にコーヒーを飲まないと調子が出ない。
暫く待っていると
コポコポと音がして
コーヒーの香ばしい香りがしてきた。
俺は食器棚からカップを二つ出し
コーヒーが沸くのを待つ。
それにしても遅い気がする。
リビングにある壁時計に目をやると
彼女が風呂に入ってから随分、
時間が経っていることに気づく。
もしかしたら、
また寝てしまっているんじゃないかと心配になり、
俺は慌てて風呂場へと向かった。
着替え中だったら不味い一応、
軽くノックしてみるが
一向に返事が返ってくる様子はない。
待ちきれずドアを開けてみたが、
そこには彼女の姿はなく、
ドア越しに声を掛けてみたが
風呂場は静まり返ったまま。
また寝ているのか、
それとも……。
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