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夕方、食事の時間が終わるとお母さんは家に帰った。
ちょうど入れ替わりで司さんが戻ってきた。
「ごめん、食事の時間に間に合わせようと思ったけど遅れちゃったね」
「ううん、今までお母さんいたし」
２３歳なのにホントに子供のような扱いだ。
――大事にされてるなぁ、私……
司さんは家に帰ってお風呂に入ってから戻ってきたようだ。
髪がまだ半乾きだし、石鹸とシャンプーの混ざったいい香りがする。
洋服も白いTシャツに黒のパーカーという、ラフな格好に変わっていた。
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