意識

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「……ね、コレやらない?」 司さんがおもむろにバッグからジェンガの箱を取り出した。 「わー、ジェンガだ!」 「時間たくさんあるし、ヒマだよなーって思って。」 確かに。 それにずっと二人きりで間を持たせるのは正直きつい。 私が、だけど。 「ジェンガ好きだもんね。 優羽」 あれ? 知ってるんだ。 そんな話までしてたんだ。 「はい。 もしかして一緒にしたことありました?」 「いや、話を聞いたことがあるだけ」
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