2520人が本棚に入れています
本棚に追加
誕生日まで当てられると、ホントに彼氏彼女なんだと実感する。
「へへ……」
優羽は照れながら顔半分を布団で覆った。
「おやすみ。
優羽」
「おやすみなさい」
優羽は壁方向へ寝返りを打ち、目を閉じた。
今日は司さんとたくさん話をした。
司さんを「思い出す」作業というよりは、司さんを「知る」作業という感じがした。
それより何より「知りたい」という意識を強く感じる。
優羽はこんな自分を知らない。
男性と普通におしゃべりする自分。
一緒にゲームをして、自然と笑顔になっている自分。
相手に興味を持っている自分。
新たな自分の発見ばかりでわくわくしている。
最初のコメントを投稿しよう!