意識

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誕生日まで当てられると、ホントに彼氏彼女なんだと実感する。 「へへ……」 優羽は照れながら顔半分を布団で覆った。 「おやすみ。 優羽」 「おやすみなさい」 優羽は壁方向へ寝返りを打ち、目を閉じた。 今日は司さんとたくさん話をした。 司さんを「思い出す」作業というよりは、司さんを「知る」作業という感じがした。 それより何より「知りたい」という意識を強く感じる。 優羽はこんな自分を知らない。 男性と普通におしゃべりする自分。 一緒にゲームをして、自然と笑顔になっている自分。 相手に興味を持っている自分。 新たな自分の発見ばかりでわくわくしている。
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