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「そうねぇ……。
司君はずっと優羽の手を握って離れなかったし、すごく誠実な目をしながら夜も病院に泊まらせてくださいって言うから、お母さんもお父さんもこの人なら信頼できるかなと思ったの。
実際、この1週間ホントによくあんたの面倒を見てくれたわ」
「……」
「それに……」
「それに?」
「お母さん達は会ったことなかったけど、優羽、あんたは2、3年前から司君の名前出してたし、男が苦手な優羽もやっと安心してつきあえる人に出会ったんだなって思ってたから」
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