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司さんは何事もなかったかのようにゲームを続けていく。
優羽は自分もブロックを積み上げながら、さっきのことをぼーっと思い返した。
キス……じゃなくて私がっかりしてる?
優羽はいつの間にか、司さんに触れて欲しいと思っている自分に気付き出した。
私達恋人同士じゃないの?
ブロックをどこに置こうか迷ってる司さんをじっと見る。
「何?」
「ううん。
負けろって祈ってるだけ」
「ひでぇ」
二人で笑い合う。
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