恋愛

9/18
前へ
/40ページ
次へ
「そう。 彼が、頭から血を流して擦り傷だらけの君を抱えて運んできたんだ。 走行中に君が外へ飛び出そうとしたから、止めようとして急ブレーキをかけたけど落ちてしまったって。 そう私に説明したよ」 「……」 優羽は呆然とした。 なんでそんな状況になったんだろうか。 病院の専門の先生への説明に嘘はつかないだろう。 でも、それが本当なのだとしたら、何を思って飛び出そうとしたのか……。 優羽はその時の自分の心境が分からないことにはがゆさを感じた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2336人が本棚に入れています
本棚に追加