恋愛‐2

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相手が誰なのか確認したいが、恐怖と薄暗さのせいでうまく確認できない。 ただ、男であることはわかった。 男は、ゆっくりと優羽のふとももを撫で始めた。 ――いやだ。 気持ち悪い。 逃げたいが怖くて動くことができない。 暗くてよく見えないけれども、男は笑っているような気がした。 優羽はぞっとし、夢の中とはいえ、冷たい汗が額からこめかみにかけて流れる感触が分かった。 男の手がピタリと止まった。 かと思うと、今度はふとももの内側に手をしのばせようとしてきた。 ――や、いやだいやだいやだ! 触らないで! 「いやっ!!!」
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