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私はトイレに駆け込んだ。
さっき時計は確認してきたので時間は大丈夫だ。
泣きそうになるのを必死でこらえる。
(今は…頑張らなくちゃ。もうあんまり気にしちゃダメだ)
なんと思おうとしても、さっきの机を離される映像(ビジョン)が脳裏に焼き付いてしまっている。
いつものことだと思っていたいけど、どうしてこんな事されるのか分からない私にはただの混乱にしかならなかった。
(やっぱり、私は嫌われるしかないみたいだね)
認めたくない現実だった。
目を逸らしたい現実だった。
でも――
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