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『むかしむかし、あるところに。鏡の中に住む男の子がいました』
俺はルーク。
俺は意識を持った時から鏡の中で生きることを余儀無くされた可哀想な奴だ。
現在は、エレナという女の鏡に居候している。
なお、それは俺の意思では無い。
目の前にエレナが着替えながら立つ。
「って! 目の前で着替えるなよ!」
「やだ~、この鏡覗くつもりよー」
「鏡の角度を変えるか鏡に映らない位置に動けば良いだろ!?」
「目を瞑ってれば良いでしょ?」
「やれるならしとるわ!」
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