十四、残り僅かな同居生活

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「戸締まり忘れるな」 「うん…わかってる」 「じゃあな」 「…ま、待って蓮也」 「どうした?」 「…今日…帰って来る?」 「何だ急に」 「な、なんとなく…」 蓮也は鋭い視線で私をじっと見つめる 本当は行かないでって言うつもりだった だけどやっぱり…言えない 声が喉まで出かかってるのに、たった五文字が言えなくて 結局違う事を言ってしまった 「何時になるかはわからねぇが…帰るぞ」 「…そっか、わかった」 私は頷き蓮也を見送った。
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