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それはやっぱり
私の中でずっと燻っていた
本当の思い…。
未来の希望なんて
何もない拓馬さんとの関係から
本当は逃げたくて…
けれど33歳にもなって
女としての自分を
失うのが怖いだけで
その深みから抜け出せなかった
弱い自分をこの人に
見透かされてしまったから。
東雲さんと
私の関係に未来なんて…
あるのかな…?
そんな儚い希望を
抱き始めていた私を
引き戻すかのように
彼がポツリと会話を
再開させた。
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