優しい悪魔

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「新規の案件…」 「えっ?」 「たぶん社に戻ったら 部長は新規の案件に あなたの担当を 振り替えするんでしょう。 俺とあなたを離すためにね。 でも受けて構いませんよ。 明仁さんの案件は 宇佐美さんに 担当が変わっても もう問題ない所まで 進んでいますし」 真っ直ぐ前を見つめながら 言った東雲さんは 完全にいつもの 無表情に戻っていた。
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