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それがなんだか無性に
虚しく感じて
さっきの優しいキスの
真意を聞きたいと言う思いが
ぐっと込み上げて来る。
「あの…東雲さん…
あなたは…
あなたにとっての私って…」
我慢出来ずに
疑問を言いかけた私を
チラリとだけ見た彼は
無表情のまま静かに語る。
「今は、あなたは冬木部長と
離れる事だけを考えて下さい」
…だよね。
たぶん彼は何も答えてなんか
くれないだろうって思ってたけど…。
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