悪女の素顔

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「さっき…見てたでしょ?」 そう微笑んだ冬木部長は 彼女の声を唇で塞ぎ込む。 静かな資料室に響き渡る 二人の唇から零れる 水音を聞かされながら 俺は拳を握りしめた。 「アイツを見てた。 だからお仕置き」 「アイツって誰?」 再び絡み合った舌が さらに淫らに音を立てて 俺の耳を刺激する。
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