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「この何日か一緒に仕事をして
前島さんという人間を
見ていて俺は思いました。
本来のあなたは
とても生意気で強情で、
誰かにコントロールされるのは
一番嫌いなのではないですか?」
予想通り、一番痛い部分に
踏み込まれた彼女は
静かに涙を溢れさせた。
今まで誰にも話せなかった
自分の中にしまいこんで来た
本当の気持ち。
女である彼女が…
ここまでのプランナーに
成長するまでには
どれほどの努力をして来たのか。
しかし…
目覚めさせられてしまった
性はそう簡単には消せない。
7年という月日は
あまりにも長すぎた。
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