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…ここからは俺が…
東雲遥斗という一人の男が
前島香織という一人の女に
計算でもなく…
偽りでもなく…
正直に思っている事を
言葉に並べる。
「前島香織という
プランナーの世界を
もっと広げて欲しいからです。
冬木部長を気にして
自分の世界を狭めているのは
あなた自身です」
その言葉に彼女は
両手で顔を覆って
テーブルに突っ伏した。
弱々しく肩を震わせ…
必死に声を殺して…
…泣いている。
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