蜜夜

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ベッドの上で向かい合って 彼女の躰を包む バスローブを、すっと外せば ぼんやりと灯る明りの中 白く澄んだ肌が輝きを放つ。 うっとりしてしまうほどの その美しさに 思わず目を細めながら じっとその躰を見つめた。 33歳とは思えないくらい ハリのある艶に そっと唇を触れさせて行けば 甘く吐き出される彼女の声。 彼女の首に腕を回し ベッドに寝かせて 何度も唇を重ねた。 彼女の心にポッカリ空いた 空白を全部埋めてやりたくて。
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